もくじ
日本帰国(入国)にはVisit Japan Webへの登録を!
日本に帰国・入国する際は入国手続として
「検疫」「入国審査」「税関申告」が行われます。
これまでは必要な書類を対面で確認・審査していましたが、
現在はその手続がデジタル化されています。
それが「Visit Japan Web」です。
Visit Japan Webとは
日本への入国手続きの検疫、入国審査、税関申告をWebで行うことができるサービスです。
滞在国、国籍にかかわらず、日本に入国する人はどなたでも利用できます。
下記の空港で利用できます。
- 成田国際空港
- 羽田空港
- 関西国際空港
- 中部国際空港
- 福岡空港
- 新千歳空港
- 那覇空港
アプリではなくWebサイトで提供されているサービスで、
PC・スマホのいずれからでも」利用が可能です。
コロナ感染リスクの低減と空港での手続のスピードアップを実現しますので、
原則として登録するようにしましょう!
なお、Visit Japan Webのサイトは下記のリンクからアクセスできます。
いつまでに登録すればよいか
Visit Japan Webでの登録は、
日本到着予定時刻の6時間前まで(船舶利用の場合は出稿時間前まで)
に済ませておく必要があります。
接種証明書の審査時間も必要なため、余裕を持って登録しましょう。
Visit Japan Webの手続きに必要なもの
Visit Japan Webで登録をするにあたって、事前に次のものを用意しておきましょう。
- PCまたはスマホ
- パスポート
- 日本入国時に搭乗する飛行機の便名
- ワクチンの接種日、メーカー、種類のメモ(接種証明アプリ、紙の証明書に記載されています)
- 接種証明アプリのスクリーンショット、または、紙の接種証明書の写真
Visit Japan Webの手続き方法
それではVisit Japan Webの手続方法を見ていきましょう。
全体の流れとしては以下のようになっています。
それぞれの登録手順についてご紹介していきます。
①アカウントの登録
最初に、Visit Japan Webのアカウントを登録します。
正しいコードを入力すると以下の画面が表示されて、アカウントの作成は完了です。
②利用者の登録
続いて、利用者の登録を進めていきます。
「同伴家族の情報」の同伴家族とは?
本人情報を登録すると、「同伴家族の情報」がタップできるようになります。
ここでいう同伴家族とは、Visit Japan Webに自身で登録できない乳幼児のことを差します。
スマホを持っていなかったり、操作ができない幼児が対象となりますので、
そのようなご家族がいる場合には本人に代わって登録ができます。
それ以外の方は、各個人でVisit Japan Webに登録してください。
③日本入国・帰国の手続き
次に、日本への入国・帰国手続きをしていきます。
④検疫手続の事前登録
入国・帰国の予定を登録できましたら、検疫手続の事前登録に進みます。
検疫の手続きは、ワクチン接種証明書の有無で若干異なります。
Visit Japan Web の登録 | 有効なワクチン接種証明書 | 出国前検査証明書 | 到着時検査 | 入国後待機 |
---|---|---|---|---|
原則必要 | あり | 不要 | なし | なし |
なし | 必要 |
以下は検疫の手続きにかかる注意事項です。
■ Visit Japan Webを利用できない方は別途質問表の作成・提出が必要です。
■ 有効なワクチン接種証明書または検査証明書のいずれも提示できない方は、検疫法に基づき、原則として日本への上陸が認められず、また、出発国において航空機への搭乗を胸痺されますのでご注意ください。
■ 新型コロナウイルスへの感染が疑われる症状がある方については、入国時検査を実施します。検査結果が陽性の場合は、検疫所長の指示に従い、検疫所長の指定する宿泊療養施設等での療養が必要になります。
検疫手続の事前登録は以下の流れで進めていきます。
ワクチン接種証明書のアップロードについて
紙の証明書の場合はスマホのカメラで撮影したものを使うことでOKです。
接種証明アプリの場合は、3回目、または4回目の接種がわかる画面をアップロードします。
ちなみに私は接種証明アプリのスクリーンショットではなく、
詳細画面の画像を使いました。
接種証明書の画像をアップロードしたあとは、審査に入ります。
私のときは数時間でメールで審査結果が届きましたが、余裕を持って申請しましょう。
受付完了後にVisit Japan Web の検疫手続事前登録画面を開くと、
当初赤色だった箇所が青色になります。
現在のステータスも審査完了と表示され、
これで事前検疫手続登録は完了となります。
日本帰国時には、空港でこの画面を係員の方に見せるだけで
検疫手続をスムーズに進めることができます。
接種証明書がない場合はどうなる?
接種証明書ができない方もVisit Japan Webで一部の登録が可能です。
その場合には、滞在国の出国前72時間以内の検査証明書(陰性証明書)を
登録する必要があります。
実際にどのようになるか確認してみたところ、
以下の画像のように黄色の画面表示となりました。
以上のように、接種証明書がない場合は日本帰国の直前に登録を行う必要があります。
手続で何らかのトラブルが起きないとも限りませんので
可能な限り旅行に出発する前に接種証明書を取得し、事前登録することをおすすめします。
また仮に検査証明書が提示できない場合には日本への上陸(入国)ができないのはもちろん、
出発国において航空機への搭乗ができませんので十二分に注意してくださいね。
⑤税関申告の準備
最後は税関申告の準備です。
質問内容項目に対して回答していくだけで申告の準備は完了しますが、
お酒、タバコ、香水類は免税対象を超えて持ち込む場合は正確に申告しましょう。
日本への帰国時
日本への帰国時は、青色になった検疫手続事前登録画面を係員に見せるだけで
検疫手続きをパスできます。
また黄色の検疫手続事前登録画面の場合は入国手続で各種書類の確認・審査に
大幅な時間を要することが想定されますので、十分ご留意ください。
Visit Japan Webが利用できない場合
何らかの理由でVisit Japan Webが利用できない場合には、
日本帰国時に検疫で必要な書類の確認のほかに
質問表の提出が必要です。
なお、質問表は以下のリンクから取得できます。
この場合でも書類の確認・審査に大変時間がかかることが想定されますので、
ご留意くださいね。
まとめ
Visit Japan Webの登録は手間だな〜と思われるかもしれませんが、
日本入国時の煩わしい手続を省くことができるので、
よほどのことがない限り事前に手続きしておきましょう!