年初にNTTドコモが新料金プランを発表してから、にわかににぎやかになっている携帯電話業界。
NTTドコモ以外の大手キャリアだけではなくMVNO(格安SIM)各社も対抗となるプランの発表が続いています。
興味を引くサービスばかりですが短期間にたくさんのサービスが登場したために、その内容をよく理解していませんでした。
そこで各社のサービス内容を整理して比較できるように表にまとめました。
新料金プランを検討している方にもお役に立 ちましたら幸いです。
比較対象のプランはすべて新料金プランとなっております。通常のプランは今回含んでおりませんので、ご了承ください。
もくじ
大手キャリア各社の新料金プラン比較
4大キャリアの新料金プランですが、楽天モバイル以外の3社はデータ容量や価格などが基本的にほぼ同じ内容です。
その中でも他社よりも優位と思えるポイントにオレンジ、ちょっと残念なポイントにグレーを色付けしました。
ahamo(NTTドコモ)
5分以内通話かけ放題を含めてKDDI、ソフトバンクよりも安い¥2,970(税込)という料金は、大きなウリと言えるでしょう。
ただし、いわゆるキャリア決済の「spモード決済」には対応していません。
現在ドコモユーザでahamoに乗り換えを検討中の方はspモード決済ができなくなりますので、決済方法を変更するなどの対応が必要になる場合があります。この点は十分にご注意ください。
povo(KDDI)
KDDIのpovoは、通話かけ放題プランはオプションです。
他社にないオプションとして「データ使い放題(24時間)」というものがあります。文字通り、データ通信を24時間使い放題になるオプションです。
しかし、どういったケースで使うのでしょう??
私はちょっとイメージが浮かびませんでした…。
LINEMO(ソフトバンク)
ソフトバンクのLINEMOも、通話かけ放題はオプションです。
特長として「LINEギガフリー」というサービスが含まれます。
LINEのトークや電話、ビデオ電話機能が使い放題になるので、LINEのヘビーユーザーには大きなメリットになるかもしれません。
またLINEMOはソフトバンクのキャリア決済に対応するようですが、既存のソフトバンク契約で利用しているキャリア決済は引き継げないとのこと。
ahamo同様、キャリア決済を利用している方は注意しましょう。
UN-LIMIT VI(楽天モバイル)
楽天モバイルのUN-LIMIT VIは、データ量によって月額料金が変わリます。
特に話題になったのが、1GBまでのデータ通信であれば月額料金が0円ということ。
さらに、専用アプリ経由であれば国内通話も無料でかけ放題!
つまり維持費0円で電話番号を持ててしまいます。これはすごい!
MVNO(格安SIM)各社の新料金プラン比較
大手携帯電話会社の新料金プランは衝撃ともいえる低価格ですが、MVNO(格安SIM)各社も対抗プランを続々発表しています。
MVNOのプランは従来と同様に、データ容量によって細かく料金が設定されています。
MVNOは林立しているので違いがよくわかりませんでしたが、表にしたことでそれがはっきりわかるようになりました。
Y!mobile シンプルプラン(ソフトバンク)
データ容量超過後の速度制限が最大1Mbpsであることと、5Gが使えるというのは、さすがソフトバンクのサブブランドです。
しなしながら料金はLINEMOよりも高いです(汗)
Y!mobileの既存ユーザーで家族割引も使っている方以外には、利用はおすすめできません。
UQモバイル くりこしプラン(KDDI)
UQモバイルはY!mobileよりも料金はやや安いですが、大差ないです。
学割以外の割引はないので、Y!mobileのほうが安くなるケースもありますね。
データ容量超過後の速度制限が最大1Mbpsなのも、Y!mobileと同様です。
余ったデータ容量を翌月に繰り越せたりもしますが、あえてUQモバイルを利用するインセンティブは働かない感じです。
mineo マイピタ(オプテージ)
mineoは高くもなく低くもない料金設定です。
データ量追加は100MB単位と、今どきでは残念ポイント。
専用アプリ経由で通話料金が一般的な料金の半値になりますが、他に大きな特長はありません。
BIGLOBEモバイル(ビッグローブ)
BIGLOBE モバイルはMVNO各社の中で最も高い料金設定でした(!)
これでも値下げした料金なのですが…(汗)
データ量追加はやはり100MB単位で、料金もかなりお高め。
料金だけみたら、おすすめしないサービスになってしまいます。
ただ、他社にないサービスが一つあります。
「エンタメフリー・オプション」です。
これは指定されたサービスについてはパケット量がカウントされないというもの。
これらのサービスをよく利用している方ならば、他社サービスよりも料金を安く抑えることができるかもしれませんよ!
IIJ mio ギガプラン(IIJ)
IIJ mioのギガプランは料金プランが細かく設定されており、かつ、かなり低料金です。
それでいて5Gの利用やデータ量のくりこしもできるという充実の内容。
データ量追加も大手キャリアよりも安いです。
これならば、IIJ mioに乗り換える価値が十分にあるといえる内容かと思います。
nuroモバイル バリュープラス(SONY)
nuroモバイルのバリュープラスは8GBまでのプランしかありませんが、料金は今回比較した中で最安です。
ですが、それ以外は目立つ特長はありません。
日本通信SIM 合理的プラン(日本通信)
日本通信SIMの「合理的プラン」は、サービス内容が非常にシンプルになっているのが特長的。
「合理的20GBプラン」は、20GBまでのデータ通信と70分までの通話かけ放題がセットになったもののみの提供となっています。
「合理的かけほプラン」というものもあり、データ通信は3GBまでが基本ですが国内通話がかけ放題になっています。
料金も十分リーズナブルなので、利用を検討しても良いかと思います。
イオンモバイル さいてきプラン(イオン)
イオンモバイルのさいてきプランは、10GBまでは1GB刻みでプラン設定されているのが目立ちます。
こんなに細かくするのはどうなのかな?という感じではあります(苦笑)
毎月のデータ量がほぼ一定の方ならばプランを選びやすいですね。
料金的には高くもなく安くもなく。
その他サービスもイオンモバイルならではのものは特にありません。
まとめ:どのサービスがおすすめ?
『料金が安くても回線が遅くなるのはイヤ!』
という方は、大手キャリアのサービスにしましょう。
楽天モバイル以外の各社ともほぼ同じサービス内容ですので、どれを選択しても良いと思います。
現在各社の契約をしていて新料金プランの契約を検討している方は、基本的に同じ会社のサービスを使うのが無難ですかね。
ただ、ドコモ→ahamo、ソフトバンク→LINEMOの乗り換えについてはすでに書いたようにキャリア決済ができなくなりますので、決済方法の変更等を忘れずに!
楽天モバイルのUN-LIMIT VIは、乗り換えというよりも既存の携帯に加えて契約するというので良いのではないでしょうか?
なんといっても、維持費0円ですから!
MVNO(格安SIM)のことはわかっていて少しでも料金を安くしたい方は、IIJ mioのギガプランがおすすめです。
価格の安さにIIJブランドの信頼感が加わって、どなたにでもおすすめできるサービスといえます。
時点は日本通信SIMの合理的プラン。とにかくシンプルで明朗会計な点がいいと思いますよ〜。
なお、各サービスの詳細は公式サイト等でご確認ください。